センター英語・第3問B
「発言要約問題」
解法のポイント

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ディスカッションや意見文の投稿であるからには、文中には確実に「意見・主張」が存在します。

この「意見・主張」こそが要約すべき「趣旨」となります。

そのため、「意見・主張」を述べている箇所を確実に見つけ出すことが重要です。

「意見・主張」を述べる際は、以下のような表現がよく用いられます。
文中にこれら表現が出てきたら、要チェックです。


@ I think / I believe / I found / I'm sure that 〜 <確信>

A I wonder / I'm not sure / It's doubtful that 〜 <疑念>

B I hope / I wish / I want 〜 <願望>

C 助動詞
(should、must、need、have to、ought to、can)

D 逆接・譲歩の後
(but、however、yet、still、thoughなど)

E S be動詞 C. の文
(※S=トピックになっている名詞)

F It is 〜 (for O) to V
(It is important (for O) to V)

G 因果関係を表す語句⇒[ 結果 ]の部分が主張内容

H 具体例(for example / for instance 〜)の前


以上の9つのポイントに注意して、これから先の問題演習の中で確実に気づけるようになっていきましょう。


さらに、「意見・主張」=「言いたいこと・伝えたいこと」なので、「意見・主張」は表現を変えて繰り返し出現します。

繰り返される場合、その内容は発言の最初と最後に来やすくなります。


また、要約というのは具体内容を抽象内容にすることなので、本文中で書かれている具体内容が、設問の選択肢では抽象内容になって出てきます。
前回のメルマガでも触れましたが、この「同じ内容が違う表現で書かれる」ことに気付けるようになりましょう。

残された時間で演習を積んで、@〜Hの表現をしっかり押さえ、「違う表現で書かれているもの」に気付く力をしっかり身につけて下さい。

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