「英文構造の先読み」について(2)

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解説文中のカッコの種類は、以下の内容を表しています。
< >:副詞句・節
[ ]:名詞句・節
( ):形容詞句・節


■ 文構造・和訳例 ■


(1) I know [that <although he sometimes breaks his promise> he is really a honest man].

接続詞の that の後に来るべきSVを想定して、副詞節<although SV>を見抜けるかがポイント!

that <although SV> SV」を想定すべし!

訳:「彼は約束を破ることはたまにあるが、本当に誠実な人だと私は分かっている。」


(2) <Of the women(invited to the party)>,[the number(who danced with their partners)] was fifteen.

文頭の前置詞 of の後に名詞が来て、その後にSVが続く構造です。
the mumber who 〜 がS、was がV。

前置詞 名詞 SV」を想定すべし!

訳:「パーティーに招待された女性たちの中で、パートナーと踊った人の数は15人だった。」


(3) <In two years>, he will be seriously sick, for <with a lot of fatty food> he will weigh over 100 kilograms.

文頭の前置詞 In の後に名詞が来て、そのあとにSVが続く構造です。

ここでは for が少し厄介かもしれないので、解説を加えておきましょう。

for は前置詞と接続詞どちらにも使われます。
見分け方は、後に名詞が来れば「前置詞」SVが来れば「接続詞」です。

この英文の場合、for with 名詞 〜 となっています。
< with 名詞 >は副詞句で、その後にSVが来ているので、この for は「接続詞」ということになります。

接続詞 for は、「というのは、SがVするからだ」のように訳します。

訳:「2年すれば彼はひどい病気になっているだろう。というのは、脂っぽい食べ物で体重が100キロを超える(だろう)からだ。」

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教科書や問題集などの英文を使って、この「英文構造の先読み」の練習を繰り返ししてみてください。

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