模試の活用法

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模試を受け終わったら、間違えた問題や自信を持って答えられなかったものを中心に、
「なぜ間違えたのか」
「なぜ正解をすんなり選べなかったのか」
を復習していきましょう。

このように、「なぜ」を追求していくことが重要なのです。

間違えた原因をひとつひとつクリアにしていくことで、同じ過ちをしなくなるようになります。

今の時期はいくら間違っていても落ち込むことはありません。

逆に間違えた数だけ次に正解するチャンスが増えると考えて、しっかり復習をこなしましょう。


また、長文の中でうまく訳せなかった英文にマーカーでチェックを入れ、訳文を参考にして文構造を確実に把握することに努めてください。

どうしても文構造が分からなければ、身近な先生などに質問して必ず解決してください。

文構造をしっかり掴めるようになることが、高得点を取るための土台となります。


文構造に関して言うと、思ってもいない構造をしている英文というのが多々あります。

固定概念や先入観で見てしまうと、正確な構造がとれない英文も多いのです。

ですので、英文を多角的に眺め、様々な可能性を探る力が求められます。


次の英文を見てみましょう。

She put on the shirt the watch her husband had given her for her birthday.

この英文には、先入観が邪魔して構造を取り違えてしまう“落とし穴”があります。

put on the shirt で、「シャツを着た」と取ってしまった人はいませんでしたか?

この文の構造は以下の通りです。

She(S) put(V) on the shirt the watch(O)her husband had given her for her birthday.

< >:副詞句・節
  [ ]:名詞句・節
  ( ):形容詞句・節


実はこの文は、put の目的語である the watch の直前に、副詞句である on the shirt が置かれているのです。

つまり、

S V <副詞句> [O(形容詞節)].

という形です。

訳は「彼女は、夫が誕生日にくれた腕時計をシャツの上に置いた」となります。

精読する際には、このようにいろいろな角度から英文を眺める習慣を身につけましょう。

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それではまた次回!

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