「英文構造の先読み」について(1)

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解説文中のカッコの種類は、以下の内容を表しています。
< >:副詞句・節
[ ]:名詞句・節
( ):形容詞句・節


問1:正解(3)
S V 接続詞 ( S V ).

これは、非常にシンプルな構造ですね。
接続詞の後にはSVが来ます。

S V [接続詞 S V].


問2:正解(4)
S V 接続詞 接続詞 ( S V, S V ).

接続詞の後にはSVが来るのは、問1で確認しました。
しかし今回は接続詞が2つあります。
このような場合は、まず2つめの接続詞の後にSVを置き、<接続詞 SV> の副詞節を作ります。
副詞は文の要素になれないので、基本的に英文の前後に副えられて置かれるのですが、この例のように文の途中にも入ることがあります。
そして、1つめの接続詞に対応するSVを置きます。

S V [接続詞 <接続詞 S V>, S V].


問3:正解(1)
S, 前置詞 ( 名詞 V ).

Sの後には通常Vが来るところですが、ここでは S+カンマ+前置詞 と来ています。
前置詞の後には名詞が来ます。
つまり、<前置詞 名詞> という副詞句が出来上がるわけです。
そしてその後にSに対応するVを置きます。

S, <前置詞 名詞> V.


問4:正解(2)
前置詞 ( 名詞 S V ).

前置詞から始まっている文です。
問3にもあったように、前置詞の後には名詞が来ます。
この場合は <前置詞 名詞> の副詞句が、文頭に来る形というわけです。
そしてその後にSVを置きます。

<前置詞 名詞> S V.

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抽象的な例ではありましたが、このように英文の先の構造を考えていくわけです。
この考え方ができれば、長文であっても読み進めていくのが非常に楽になります。

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次回は、実際の英文を用いて「英文構造の先読み」を実践していきます。
お楽しみに!