前置詞を含む熟語の考え方(6)

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■問1■
He will take part in the next match.
「彼は次の試合に参加するだろう。」

in が持つ「輪でくくった範囲内」というイメージから広がって、「参加」という意味を表します。

参加のその他の表現
take part in O
「O(催し物・大会・スポーツなど)に参加する」

participate in O
「O(催し物・大会・スポーツなど)に参加する」

partake in O
「O(催し物・大会・スポーツなど)に参加する」

join in O
「O(遊戯・ゲーム・歌・会話など)に加わる」

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■問2■
I was punished for speeding.
「私はスピード違反で罰せられた。」

これは「原因・理由」を表す for です。
これは、「交換」のイメージからの派生と考えることができます。
「スピード違反」という行為と交換して「処罰」という行為を受ける、というイメージです。
この考え方は「褒める・罰する」という動作全般に当てはまります。この動作は、何かしらの行為との「交換」によって、褒めたり罰したりするからです。

原因・理由
I praised her for her hard work.
「彼女の勤勉さをほめた。」

criticize A for B
blame A for B
reproach A for B
censure A for B
condemn A for B
「BのことでAを非難する」

scold A for B
「(特に大人が)BのことでA(子供)を叱る」

thank A for B
be thankful to A for B
be grateful to A for B
be obliged to A for B
be indebted to A for B
「BのことでAに感謝する」

forgive A for B
excuse A for B
pardon A for B
「BのことでAを許す、AのBを許す」

be well-known for O
be famous for O
be famed for O
「Oで有名である」

be infamous for O
be notorious for O
「Oで悪名高い」

for pity
「同情して」

for grief
「悲しくて」

for fear of O
「Oを恐れて」

all the 比較級 for O
「Oなのでいっそう〜」

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in と for は、いくつもの「イメージ」を持つ前置詞です。
しっかり復習してください。

それでは次回もお楽しみに!

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