前置詞を含む熟語の考え方(2)

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■問■

He is independent (  ) his parents.
「彼は親から自立している。」

independent「自立している」という意味から、親から「離れている」というイメージです。
そのイメージから、(  )には「分離」を表す of が入ります。

前回の問題で登場した、
He is dependent on his parents.
「彼は親に頼っている。」
との違いもしっかり意識してくださいね。


前置詞 of は、「分離」というイメージを持っています。

ここで、switch onswitch off という内容を想像してみましょう。
前置詞 on では、「回路が接触している状態」を表しているのがイメージできると思います。

off から生まれた前置詞 of は、その逆のイメージとなります。
「回路が接触せずに離れている状態」、つまり「分離」を表しているというわけです。


以下の語句においても、of=「分離」の考え方が適応できます。

「彼らのうちの1人」
 = one of them
「彼らのうちの2人」
 = two of them
「彼らのうちの何人か」
 = some of them
「彼ら全員」
 = all of them

「彼ら」の中から、「1人」「2人」「何人か」「全員」を抜き出す =「分離」している、というイメージです。


また、物質名詞の coffee や tea とともに用いられる a cup of 〜 についても同様です。
不可算名詞である coffee、tea から、「カップ1杯分」を抜き出す =「分離」して、「1杯のコーヒー」を表現しているのです。


それでは、次の英文はどうでしょう?

This desk is made of wood.
「この机は木でできています。」

これも「木」から一部を抜き出す =「分離」して机が作られている、ということなのです。

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