英作文の学習法
……………………
問:次の日本語を英語にしなさい。
「この橋は、できて20年になります。」
みなさんは、どのような英文を作ったでしょうか?
もちろんいろいろな英語表現が考えられるでしょう。
It is twenty years since this bridge was built.
Twenty years have passed since this bridge was built.
このように、問題の日本語に忠実に書くのも良いのですが、もっとシンプルに表してみましょう。
This bridge was built twenty years ago.
This bridge is twenty years old.
「この橋は20歳です。」
これこそが英作文のコツなのです。
英訳すべき日本語を、できるだけシンプルな表現に言い換えることがポイントです。
◇
英作文に関しては、「もう少し英語ができるようになってから…」と考えている人も多いかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。
なぜなら、英語はそう簡単にはできるようにならないからです。。。(汗)
なので、できるできないに関わらず、まずは「書くこと」から始めましょう。
上達するには、とにかく書いてみること!
自分の英文が間違っていないかどうか、冠詞や前置詞などの細かい点などについては、学校の先生にドンドン添削してもらいましょう。
間違いを恐れず、少しずつでも書き慣れていくことが重要なのです。
◇
また、「自由英作文」と「和文英訳」とでは、対策法が大きく異なります。
「自由英作文」の場合は、制限語数がありますので、語数からの逆算の考え方が必要です。
例えば、制限語数が100wordsの場合であれば、「1文を20words前後で、5文構成で書く」というように、はじめに大きな柱を定めます。
そこから5つの文について、内容を考え書き始めることで、スムーズに100wordsの条件を満たすことができるようになります。
「和文英訳」の場合は、今回のメルマガでも紹介したとおり、書かれた和文をそのまま英語に直す前に、自分で書きやすい日本語表現に置き換えることからはじめましょう。
得意の「日本語」で勝負する、ということです。
またその際に意識してほしいのが、「どの文型を使って表すか」をイメージする、ということです。
例えば、原因・結果の関係の文が出題されたら、「第5文型を使ってこんな形で書けるな…」というように、頭の中でイメージすることから始めると良いでしょう。
◇
英作文対策は、基本例文を覚えるのももちろん大切ですが、とにかく書いて経験値を積んでください。
……………………
夏は文法を極めよう!
DVD教材『徳村英樹の英文法・必修講座』がイエジュクで発売中です。
この『英文法・必修講座』では、準動詞・関係詞・時制・仮定法といった、英文読解に欠かせない文法事項を、徹底的に分かりやすく解説しています。
また、入試でもよく出題される文法問題の演習もたっぷり用意しました。
そこでは、単に正解がどれなのかを解説するだけでなく、不正解の選択肢がなぜ×になるのかもしっかり解説しています。
正解・不正解の「根拠」が解るようになることで、問題に対して自信を持って正解を導き出せる力が身につきます。
DVD9枚組の大作です!この講座で文法対策は完璧です!!
□『徳村英樹の英文法・必修講座』