第33回【解答】

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【問題】

「いたう無下ならぬ男」を口語訳せよ。
(東北大学)
※ここでの「無下なり」は「身分が低い」の意味。


【解答】

「いたう無下ならぬ男」を正しく口語訳すると、「あまり身分が低くはない男」となる。

さて、この問題の本当の意図がつかめただろうか?

「とても身分が低くはない男」としていたら、得点は0点だ。

ここでの「いたう」は、「とても」と訳してはダメ。
「いと・いたく(う)」は下に打消語を伴うと、「あまり〜ない」『部分否定』で訳すことがポイントだ!
だから、ちゃんと部分否定が分かっていますよ、という訳をしないと点がもらえないのだ。

「とても〜ない」ではなく、「あまり〜ない」だぞ!

出来なかった人はゴロゴ076番「いと・いたく」を確認すべし。
基本を大切に!

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