第69回【解答】
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【解答・解説】
解答はそれぞれ、
(a) = (4) 連体形「侍る」
(b) = (5) 已然形「侍れ」
(c) = (2) 連用形「侍り」
ラ変「侍り」の活用形を問う基本的な問題。
まず(a)は終止形接続の助動詞「べし」に接続しているので、正解は「終止形」といいたいところ。
だが、本当の正解は(4)連体形「侍る」。
ここで、「えっ、なんで!?」と思った人は文法の勉強のやり直しだぞ!
終止形接続の助動詞は、ラ変には連体形に付くのだ。
だから「侍るべし」であって、「侍りべし」などとは決していわない。
別の覚え方としては、
「終止形接続の助動詞は『ウ段』に接続する」
と覚えておくと便利だ。
次に(b)は、上に係助詞「こそ」があるので、文末は結びで「已然形」になる。
いわゆる「係り結びの法則」が働いているので、正解は(5)已然形「侍れ」。
最後の(c)は、下に連用形接続の完了の助動詞「ぬ」の連体形「ぬる」が付いているので、「侍りぬる」となる。
よって正解は(2)連用形「侍り」。
とにかく助動詞の接続は古文の基本中の基本。まだ完全でない人は『古文文法ゴロゴ』で今すぐ覚えよう。
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