第17回【解答】

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【解答・解説】

正解は(5)の「完了の助動詞」

前回の古文の問題が受身・尊敬・可能・自発の助動詞「る」の問題であったのに対して、今回はそれとは異なることに気が付いたかな?

今回の「る」は「給へ」という「エ段」に付いていることが最大のポイント。

「エ段+ら・り・る・れ」完了の助動詞「り」である、という大原則により、正解は(5)の「完了の助動詞」となる。


この完了の助動詞「り」は正確には「サ変の未然形と四段の已然形に接続する」
サ変の未然形は「せ」=「エ段」であり、四段の已然形もすべて「エ段」なので、まとめて「エ段に接続する」と覚えよう。

特に四段の「給ふ」との組み合わせで文中に頻出するので、「給へら・給へり・給へる・給へれ」の形に慣れておこう。

この形の場合、「給へ」は四段動詞の已然形で「尊敬」、「ら・り・る・れ」はすべて完了の助動詞「り」の活用したものになる。

「給ふ」に関しては『古文単語ゴロゴ』に詳しい説明があるので、必ず確認しておこう。

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