第2回【解答】

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【解説】

センター漢文・出る順1位の句法と言えば、ズバリ「使役」だ。

「使役」の句法とは、「〜させる」という意味を持つもので、漢文中では「〜しむ」という形を取る。

代表的な句形には、「AヲシテBしム」と読む「使AB」というものがある。

「使(しム)」が「〜させる」という意味を表す。

ポイントは、「使」=「しム」=「させる」だぞ!

ゴロは、

「シェキシェキ押して、死むー!」
(シェキ=使役、押して=ヲシテ、死むー=シむ)

と覚えよう。


また、「使」という漢字の代わりに「令」が使われることもある。

「令AB」となっている場合も、「AヲシテBしム」と読む。


「AヲシテBしム」の「A」には人物、「B」には動詞が入り、「AにBさせる」という意味になる。

使板野解説。
(板野をして解説せしむ。)

という例文を考えてみよう。

「使AB」の「A」の部分が「板野」、「B」の部分が「解説」となっている。

なので、「板野に解説をさせる」という意味になるのだ。


次回はこの使役が実際にセンター本番でどのように問われるのかを解説しよう。お楽しみに!

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