実践「ニュース小論文」第１回優良答案

今回のユナイテッド航空の事例は人種差別の問題だととられても仕方の無い部分がある。人種差別は世界中で問題になっており、国際的な問題の原因ともなる。人種差別の問題を解決するためには、異なる人種に対する理解が必要であると考える。自分の思い込みや主観で相手を捉えるのではなく、事実を元に正しい認識を持つことが相手の理解に繋がると思う。人種についての客観的な立場からの見方を広める必要があると考える。
(Suzuさん／195字)

• 人種差別問題へと一般化した視点は評価出来ます。
• しかし改善策が具体性を欠いていて、ただの努力目標になっています。単に「事実を元に正しい認識を持つ」とか「人種についての客観的な立場からの見方を広める」と言われても、「じゃぁ、そのためにはどうすれば良いわけ？」と、突っ込まれてしまいます。「異なる人種に対する理解が必要であると考える。」の後に、「中学公民に、人種に伴う文化や慣習の違いといった動画等による課程を導入する」等の「具体的方策」を入れることが、好ましいでしょう。

65％の出来です。今回の答案の中では、かなりよく出来ていたものの1つです。

実践「ニュース小論文」第３回

それでは今回の出題です。

以下のニュースを読み、日本人である自分にとって「アイデンティティ」がどこにあるのか、を回答せよ。
また今後、それを自分自身がどのように扱うことで将来の自分の糧としていくつもりか、を回答せよ。
（以上合わせて200字以内）

2017年05月01日(月) 16時34分 ParsToday

イランのサーレヒーアミーリーイスラム文化指導大臣は、イラン南部ペルシャ湾に浮かぶゲシュム島で開催された文化芸術祭において「イランの南部地域はイランの文明の門であり、ペルシャ湾はイラン人のアイデンティティの象徴である。この地域から平和、団結、和平、共存のメッセージが世界に伝えられている」と語りました。

30日日曜は、イラン南部の領海からポルトガル軍が撤退した日です。

この日はイランの暦で「ペルシャ湾の国民デー」と名づけられています。

皆様、奮って御参加ください。
次々回、送って頂いた答案から御紹介させていただき、講評させていただきます。

よろしくお願いいたします。

答案はこちらから＞＞